インジケーターよりも人間を学べば相場が見えてくる!?

あぁ・・・、売買ポイントって一体どこなんだろう・・・?

 

と嘆いているアナタに送る本日のテーマは、「人間の思惑」についてです。

 

相場は先読みできるものではありませんが、人の心理はある程度読み解くことができると考えています。

すでにポジションを持っていて、含み益・含み損を抱えている人がどういう心理状況で決済をしたがるのか?はその人の気持ちになってみれば案外わかりやすいものなのです。

 

USD/JPYを113.500でロング(買い)した人が、113.950まで含み益を抱えた時、

「もう45pipsも含み益が出ている、ラウンドナンバー*1付近は値が止まりやすい・・・、反転下落の可能性もあるからそろそろ利確しておこう。上に伸びたらまたエントリーすればいい。」

こう考える人は多数いてもおかしくないと思います。

ということは、114.000未満あたりで利益確定の「決済売り」注文が多数発生し、下向きの圧力の原因になります。これが反落の原因です。

 

逆に113.500でショート(売り)した人が、113.950まで含み損を抱えたとき、

「大きな含み損を抱えてしまっているが、114.000付近での反落するかどうか見極めよう。もし114を超えてくると更に上伸する可能性が高まるから、114.100あたりで損切りしよう。」

こう考える人は多数いてもおかしくないと思います。

ということは、114.000より上あたりで、損切りの「決済買い」注文が多数発生し、上向きの圧力の原因となります。

よく「ストップロスを巻き込んだ」*2とか言われるのはこの動きですね。

※上記の売り買いが交錯し拮抗した状態が、「停滞」となりレンジ相場入りを示唆します。

 

ここで重要なのは、相場を動かしているのはとてつもなく大きな力でもなんでもなくて、「我々人間だ」ということです。

こういう思惑に乗っかって利益方向について行く人もいれば、この思惑を逆に刈り取るために大口投資家やファンドなどの仕掛けてくる事もあります。

様々な思惑が交差しているということを忘れてはいけません。

常に我々のような一般トレーダーという「弱者」が利益を上げていくためにはいったいどうすればいいのか?ということを忘れないでください。

 

以前にも書きましたが、私は「コバンザメ戦法」を強く推奨します。

 

ググっと大きく動いた値動きに乗じて一緒にポジションテイクして、利幅の中のわずかなpipsをちょこっとコスるように稼がせてもらう。

よく相場の格言で「頭と尻尾はくれてやれ」と言われていますが、私は頭も尻尾も胴体のほとんども全然いらないから、「おいしい部分の余りだけちょこっとネコババさせてもらいますよ」って感じで考えてます。

自分が相場を支配したり、予想したり、手中に収めたりなんて到底不可能だと考えてます。

 

相場と戦うのではなく、お友達になっておこぼれを頂くイメージです。

FXは毎日何百pipsと稼がなくても枚数を張れば大きな利益につながります。

私としては1日10~20pipsもあれば十分すぎるほどです。

10万通貨だと、2万円。

30万通貨だと、6万円。

100万通貨だと、20万円。

大きなpipsを得ようとするとトレードに無理が生じてきます。

長く安定した利益を得るためには大きな利幅を得るのではなく、小さな値幅を確実にとっていくことが重要です。

欲張らないことが大切です。

 

さぁ、FXで経済力と時間を手に入れよう!

*1:ラウンドナンバーとは、キリのいい数字という意味で考えてOKです。113.000とか、113.500とか。一般的には、.000、.200、.500、.800などをラウンドナンバーと呼ぶ人が多いです。

*2:損切り注文というのは上記の理由から一定の値頃に注文が集中しやすいです。上記の例でのラウンドナンバーや水平線の上抜けでハネたりする事が多いのは損切り注文で値が動いて更に損切り注文を巻き込んでいく動きを指します。